
仮想通貨は近年、投資の新たな選択肢・デジタル時代の新しい資産として注目を集めています。ビットコインをはじめとする仮想通貨は、価格の変動が大きく、一攫千金を狙える一方でリスクも伴います。しかし、正しい知識と始め方を理解することで、初心者でも安心して仮想通貨の投資を始めることは可能です。
この記事では、初心者の方々に向けて、仮想通貨の基本的な基礎知識とビットコイン投資の始め方をわかり易く解説します。
仮想通貨取引は主に、仮想通貨の取引所で行われています。多くの仮想通貨取引所がある中でも、大手取引所であるコインチェックでは初心者でもわかりやすいアプリやウェブを提供しており、少額から仮想通貨取引が可能です。
暗号資産(仮想通貨)とは
仮想通貨とは、インターネット上で取引される通貨の一種です。日本円などの法定通貨と混同される可能性があることから、2020年に呼称が「暗号資産」に統一されました。
代表的な暗号資産には、ビットコインやイーサリアムなどがあります。ビットコインは最も有名で価値の高い暗号資産として知られています。
暗号資産は、銀行等の第三者を介することなく、財産的価値をやり取りすることが可能な仕組みとして注目を集めました。2009年には1BTC=約0.07円だったビットコインが、現在では1400万円台にまで上昇しています。(*1)
2008年ビットコインが最初に開発されましたが、その後、多くの暗号資産が登場し、現在では数万種類存在するともされています。なお、ビットコイン以外を総称して「アルトコイン」と呼ばれています。
暗号資産は、交換所や取引所と呼ばれる事業者(暗号資産交換業者)から入手・換金することができます。
暗号資産は、国や中央銀行によって発行された、法定通貨ではありません。さまざまな要因により、価格が大きく変動することに注意する必要があります。
*1 2025年2月19日現在 14,522,251円/BTC
暗号資産取引を始めるための準備
暗号資産取引を始めるには、以下5点が必要になります。
- インターネット環境
- 暗号資産取引をする端末(PC、タブレット、スマートフォンなど)
- 暗号資産取引の口座
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 投資資金(500円程度から始められます)
暗号資産取引を始めるには、暗号資産取引所の口座開設を行う必要があります。また、口座開設、暗号資産取引にはインターネット環境が必要になります。
インターネット経由でパソコンやスマートフォンのウェブサイトや取引アプリを介して、レートの確認や取引を行います。

口座開設は、インターネット上で完結できるので、簡単に始められます。
口座開設の手順
コインチェック 公式サイトにアクセスし、「会員登録」ボタンをクリックします。
メールアドレスとパスワードを入力して会員登録をします。
登録したメールアドレスに送られてくる確認メールのURLにアクセスして本人確認を完了させます。
アプリのダウンロードをします。
アプリから、登録したメールアドレスとパスワードでログインして、各種重要事項の承諾をします。「サービス利用における、各種重要事項の承諾について」から利用規約や説明書の確認・同意をします。
SMS認証を行います。SMSに送信された認証コードを入力します。
本人確認証類を提出します。
詳しくは、以下の動画も参考にしてください。
参照元:コインチェック公式(Coincheck)Youtubeチャンネル
暗号資産取引の始め方

画像引用元:コインチェック公式
口座開設が完了したら、どの銘柄を取引するか決める必要があります。
初心者の方は、まずビットコインから始めるのが手堅い選択肢といえます。理由はビットコインは最も流動性が高く、比較的安定した値動きを示す傾向があるからです。
一方、アルトコインは、ビットコインに比べて値動きが大きく、1日で数十%の上下変動も珍しくありません。これらの銘柄は高いリターンの可能性がある反面、リスクも高いため、取引には十分注意する必要があります。
銘柄を決めたら、口座に日本円を入金して購入します。購入は、ユーザー同士が直接売買する「取引所」と、暗号資産取引所が直接販売している「販売所」のいづれかから行います。
販売所は、掲示されている価格で即時取引が可能で、操作もわかりやすいです。反面、取引コスト(スプレッド)は比較的高めとなっています。
取引所は、「板取引」はオーダーブックを見ながら取引を行います。注文価格と注文数量を入力して、注文します。希望の価格で売り(買い)する相手がいないと注文は成立しません。手数料は比較的安いです。
Coincheckの板取引はPC版Google Chromeを推奨環境とされています。(*1)

初心者は操作が簡単な販売所から始めて、慣れてきたら取引所を利用すると良いでしょう。
*1 参照:Coincheck公式 Help Center [ブラウザ]取引所(板取引)で買い注文を出す方法
初心者が注意すべき5つのポイント
口座開設が完了して、これから暗号資産投資を始めるにあたり、抑えておきたいポイントを紹介します。
価格の変動が大きい
まず、暗号資産投資は、価格の変動が大きいということを理解する必要があります。価格の変動が大きいと、大きな利益を出せる可能性がある反面、大きな損失につながるリスクもあることを意味します。
一部の暗号資産は供給量が制限されていることに加え、規制環境の変化や値幅制限がないことなど、価格変動が大きくなる要因は多岐にわたります。
価格を正確に予測するのは極めて難しいため、変動要因を理解し、市場の動きに適切に対応することが重要です。
情報収集が大切
暗号資産を取り巻く状況は常に変わってるため、こまめな情報収集が大切です。
暗号資産市場は24時間365日動いており、突然の急騰や暴落が発生することもあります。世界情勢や金融規制の変更、投資家や有名人の発言などで大きく価格変動をする場合にも対応できるように、最新のニュースをチェックし、価格変動の要因を素早く把握することでリスクを減らすことに繋がるでしょう。
税金と確定申告
暗号資産取引で一定の金額以上の利益があった場合、課税対象となり確定申告が必要となります。
原則としては、暗号資産取引による1年間の利益を含め、雑所得が20万円を超えた場合には、確定申告が必要です。この雑所得が20万円以下であれば所得税について確定申告は不要であり、課税もされません。(*1)
確定申告の期限が過ぎても申告しなかった場合には「無申告加算税」所属税を納付期限までに収めなかった場合には「延滞税」、本来納めるべき税金を意図的に隠蔽したり改ざんした場合には「重加算税」など重いペナルティが課されることがあるため、必要な場合には、必ず申告しましょう。
*1 参照元:オリックス銀行 暗号資産(仮想通貨)とは 仕組みや税金の計算方法を解説
投資は余裕資金で
投資の心得として「投資は余裕資金で」というフレーズを聞きますが、暗号資産投資でも重要な原則と言えます。
ここまで読んでいただいた方ならもうお分かりだとは思いますが、暗号資産市場は価格変動が大きく、短期間で大幅な値上がりもしくは値下がりが起こる可能性があります。
生活資金や借入金を投資に回すことは非常に危険で、万が一大きな損失を被った場合、生活に深刻な影響を及ぼす可能性があります。初心者の方は特に、少額から始めて徐々に投資額を増やしていくアプローチが賢明と言えます。
仮想通貨の始め方まとめ
本ページでは、仮想通貨の始め方と暗号資産・ビットコインの基礎知識について解説しました。
- 暗号資産(仮想通貨)は多くの種類があり、価格の変動が大きい。
- 暗号資産取引には口座が必要。インターネット回線と端末、本人確認書類があればすぐ作れる。
- 状況の変化が速いため、こまめな情報収集が大切。
- 利益が大きくなると、課税対象になる。
- 資は余裕資金で、始めは少額から。
コインチェックでは月1万円からのつみたて投資も用意されているので、コツコツ型の方は検討してみてはいかがでしょうか。月1万円積み立てた場合のつみたてシミュレーションも是非チェックしてみてください。

コインチェックはアプリの使い勝手もよく初心者向けです。